第55回桜花賞は非常に特徴のあるレースの一つです。
第55回桜花賞は非常に特徴のあるレースの一つです。
前走ステップレースの4歳牝馬特別(現フィリーズレビュー)を大勝した、地方馬ライデンリーダーが、当時地方騎手として桜花賞初参戦の安藤騎手を背に、圧倒的1番人気に指示されます。
ライデンリーダーは笠松競馬場で10連勝と圧倒的強さを誇っていた馬ですが、まさかのステップレース圧勝で、この馬へのファンへの期待が集まり、単勝1.7倍という圧倒的一番人気に指示される事になるのです。
迎え撃つ中央馬も、武騎乗ダンスパートナー・岡部騎乗プライムステージと万全の体勢で、ライデンリーダーの勝利の行く手を阻む事になります。
ハイセーコーと並ぶ圧倒的人気を集めたライデンリーダーですが、結果は無情にも僅差の4着。この時負かした馬は、武でも岡部でもなく、田原騎手のワンダーパヒュームだったのです。
前走アネモネステークスで2着のギリギリの参戦と、1勝馬ということが嫌われ人気を落としていましたが、結果は岡部・武をギリギリ抑える勝利と、田原の好騎乗が目立つ勝利となりました。
その後この馬は悲劇の結末を迎えます。
オークスでも3着と好走を見せますが、秋になり不調。その後も勝ちきれないレースが続き、翌年一月の京都牝馬特別で故障を発生、予後不良の処置が取られます。
この馬は通算成績2勝と、桜花賞でライデンリーダーを負かすために産まれてきたような馬であり、その後の悲劇と併せ当時の競馬ファンは、複雑な印象を抱いてしまう馬の一頭です。